メイン機として長く使うならAirPods Pro 3、コスパ重視で使い倒すならNothing Ear
——両方を実際に使い込んだ私の、率直な結論です。
AirPods Pro 3(定価39,800円・税込)とNothing Ear (定価22,800円・税込)。
約17,000円の価格差があるこの2機種を、日常的に使い比べてきました。
どちらも優れた製品ですが、方向性が明確に異なります。
「完成度と信頼性」のAirPods Pro 3か、「挑戦的なコスパと個性」のNothing Earか。
この記事で、あなたに合った一台を見つけてください。
- ノイキャン・外音取り込みはAirPods Pro 3が一歩リード。ただし価格相応の差とも言える
- 音質はどちらも優秀。AirPodsはフラット志向、Nothing Earはカスタマイズで化ける
- 長期使用の安心感ならAirPods Pro 3。「1~2年使い倒す」前提ならNothing Earのコスパは抜群
- ノイキャン・外音取り込み・音質・バッテリーの実使用比較
- AirPods Pro 3だけが持つ革新的機能(ライブ翻訳・ヘルスケア)
- Nothing Ear だけが持つ魅力(ハイレゾ・デザイン・カスタマイズ)
- 1年使って見えてきたバッテリーの長期耐久性の違い
- それぞれ「こんな人におすすめ」が明確にわかる
ホノブ【この記事を書いた人】
ホノブ|30代・2児の父。Nothing Earを発売直後に購入して約1年使用後、AirPods Pro 3に乗り換え。両方を実際に使った経験をもとに比較しています。
【Nothing Ear (2024) 単体レビューはこちら 】


【AirPods Pro 3 単体レビューはこちら 】


スペック比較
| 項目 | AirPods Pro 3 | Nothing Ear (2024) |
|---|---|---|
| 定価 | 39,800円(税込) | 22,800円(税込) |
| ドライバー | 詳細非公開 | 11mmセラミックドライバー |
| ノイズキャンセリング | 初代比で最大4倍 | 最大45dB(4モード) |
| バッテリー(ANCオン) | 最大8時間 | 最大5.2時間 |
| バッテリー(ケース込み) | 最大24時間 | 最大24時間 |
| 防塵・防水 | IP57 | IP54 / IP55 |
| コーデック | AAC | SBC / AAC / LDAC / LHDC 5.0 |
| イヤーチップ | 5サイズ(XXS〜L) | 3サイズ(S / M / L) |
| 接続端子 | USB-C | USB-C |


ノイズキャンセリング:Appleの「静寂」 vs Nothingの「おだやかな遮音」
「静寂」のAirPods Pro 3
カフェの話し声や食器の音がほぼ完全に消え、電車内でも低周波から中高音域まで幅広くノイズを打ち消してくれます。
装着した瞬間に「自分の世界に入る」感覚は、他の追随を許しません。
しかも、ノイキャン時の圧迫感が非常に少ない。
長時間使っていても耳が詰まるような不快感を感じにくく、自然な静寂が続きます。
「おだやかに静か」なNothing Ear (2024)
カフェや自宅での作業には十分で、低周波ノイズの遮断は良好。
ただし、電車内など騒がしい環境では中高音域の遮断力にやや限界を感じます。
とはいえ、約17,000円の価格差を考えれば、Nothing Earのノイキャンが「不満」というよりは「AirPodsが凄すぎる」と言った方が正確。
「遠くで物音がする」程度には聞こえるので、何も聴こえないという恐さはない、とも言えます。
普段使いには十分な実力と言えるでしょう。
【結論】最高レベルの静寂を求めるならAirPods Pro 3。日常的な作業環境で使う分にはNothing Earでも十分です。
外音取り込み:ここは明確な差が出る
AirPods Pro 3の外音取り込みは、着けていることを忘れるレベル。
声の抑揚やニュアンスまで素直に聴こえ、FDA(アメリカ食品医薬品局)認可のヒアリング補助機能を備えているだけのことはあります。
会話感知機能で自動的に音量を下げ、外音取り込みに切り替わる適応型オーディオ機能も秀逸です。
Nothing Ear (2024)は実用的ではあるものの、やや機械的な響きが残ります。
カフェでの注文やレジ応対で若干聴き取りにくいと感じることがありました。
電車のアナウンスなどは問題なく聞こえるので、用途によっては気にならないかもしれません。
【結論】外音取り込みの自然さは、AirPods Pro 3が大きくリード。ここに価値を感じるかどうかは、普段の使い方次第です。
音質:フラットで素直なApple vs カスタム性と音圧のNothing
試聴環境(共通)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用デバイス | iPhone 16 Pro |
| 音楽アプリ | Appleミュージック |
| コーデック | AAC(両製品共通) |
| 試聴曲 | サカナクション「怪獣」、米津玄師「IRIS OUT」、星野源「不思議」 |
AirPods Pro 3の音質
フラットで原音に忠実。
低音は膨らみすぎず、高音は刺さらず、ボーカルは明瞭。
楽器の分離感が良く、長時間聴いても疲れないモニター的なサウンドです。
ただし、音圧はやや控えめ。
EDMやロックなど迫力を求めるジャンルでは大人しく感じるかもしれません(アクセシビリティ設定である程度調整可能)。
Nothing Ear (2024)の音質
パーソナルサウンドプロファイル未設定だと、こもった印象。
しかし設定後は劇的に変化
——音が鮮明になり、ボーカルが前に出て、楽器の分離感が一気に向上します。
さらにイコライザーで細かく追い込めるため、「自分だけの音」を作る楽しさがあります。
全体的な音圧も高く、EDMやロックを聴くなら断然こちらがいいです。
ハイレゾ対応(LDAC / LHDC 5.0)はAndroidユーザーにとって大きなメリットです。
【結論】結論:「アーティストの意図した音をそのまま聴きたい」ならAirPods Pro 3。「自分好みの音に仕上げたい」ならNothing Ear。
AirPods Pro 3だけの革新:ライブ翻訳機能
AirPods Pro 3のApple Intelligenceを活用したライブ翻訳機能は、Nothing Earにはない革新的な機能です(iOS 26以降で利用可能)。
実際にイギリス英語と日本語、フランス語と日本語で試したところ、周囲が静かで相手の声をきちんと受け取れる距離なら、8~9割は互いの言いたいことが伝わる印象でした。
若干のタイムラグはありますが、会話のテンポを大きく崩すほどではありません。
両者がAirPods Pro 3を装着していれば、それぞれの母国語で自然に会話できます。
日常会話レベルであれば十分に実用的で、旅行先での道案内やレストランでのオーダーにも対応できそうです。
まさに、ほんやくコンニャク的な未来を感じさせる機能。これだけのためにAirPods Pro 3を選ぶ価値がある、と言っても大げさではないかもしれません。
デザインと質感:洗練された高級感 vs 遊び心のある個性


AirPods Pro 3は、Appleらしい洗練された仕上がり。
ケースのマグネット開閉の滑らかさ、本体の質感、全体の作り込みにプレミアム感が漂います。
IP57の高い防塵防水性能がケースにも適用されている点も安心。
Nothing Ear (2024)は、透明デザインという唯一無二の個性で勝負。
内部の基板が見えるケースは非常にユニークで、テーブルに置くだけで「それ何?」と声をかけられることもしばしば。
質感については、約17,000円の価格差がそのまま仕上げの差として表れる印象です。
ただし、Nothing Earの透明デザインは「安っぽい」というより、「こういう方向性の個性」として楽しめます。
【結論】万人受けする高級感ならAirPods Pro 3。「人と違うもの」が好きならNothing Ear。
バッテリー:長期使用で差が出るポイント
単体記事でも触れましたが、私のNothing Ear (2024)は、購入から1年余りで右側のバッテリーが明らかに早く減るようになりました。
左側85%のとき右側は75%、30分使用後には左70%台・右40%台
——こうした左右差が出るようになり、外出時の信頼性に影響が出ました。
SNS等で似た報告が散見されることも事実です。
個体差の範疇なのか構造的な傾向なのかは断定できませんが、長期使用を前提にする方は知っておいた方がよい情報だと思います。
一方、AirPods Pro 3はまだ使用期間が短いため長期データはありません。
しかし、過去のAirPods Proシリーズの実績を見る限り、バッテリー耐久性については比較的安心感があります。
万が一バッテリーが劣化した場合も、AppleはAirPodsの修理サービスを提供しています(詳細はApple公式サイトをご確認ください)。
【結論】長期使用の安心感はAirPods Pro 3。Nothing Earは「1~2年しっかり使い倒す」と割り切れるかどうかがポイントです。
その他の機能:それぞれの独自の強み
AirPods Pro 3ならでは
- ワークアウトのための心拍センサー(Apple Watchなしで心拍測定可能)
- FDA認可のヒアリング関連機能(ヒアリングチェック、ヒアリング補助機能、大きな音の低減)
- ライブ翻訳機能(iOS 26以降)
- 会話感知機能+適応型オーディオ
- Appleエコシステムとのシームレスな統合
Nothing Ear (2024)ならでは
- ハイレゾ対応(LDAC / LHDC 5.0)
- 8バンドイコライザーによる詳細な音質調整
- カスタマイズ可能なジェスチャー操作
- デュアル接続(OS問わず2台同時接続)
- 低レイテンシーモード(ゲーム・動画視聴向け)
- 透明デザインの個性
どちらにも「相手にはない」強みがあり、ここは優劣ではなく方向性の違いです。
総合評価:どちらを選ぶべきか
AirPods Pro 3をおすすめする人
- 最高レベルのノイズキャンセリングを求める方
- 外音取り込みの自然さを重視する方
- フラットで忠実な音質を好む方
- ライブ翻訳やヘルスケア機能に魅力を感じる方
- iPhoneやMacなどAppleエコシステムのユーザー
- 長期的に同じイヤホンを使い続けたい方
一言で言うと: 「妥協したくない」方にはこの一台。
Nothing Ear (2024)をおすすめする人
- コストパフォーマンスを重視する方
- ハイレゾ音源を楽しみたいAndroidユーザー
- 音質を自分好みにカスタマイズしたい方
- ユニークなデザインで個性を楽しみたい方
- 1~2年使い倒す前提で選びたい方
- 2台目・サブ機として使いたい方
一言で言うと: 「割り切った使い方」ができる方にはコスパ最強の選択肢。
まとめ:方向性の異なる、どちらも優れた製品
AirPods Pro 3は「完成度と革新」で勝負する製品です。
Appleらしい洗練されたバランス、業界最高レベルのノイズキャンセリング、驚くほど自然な外音取り込み、未来を感じさせるライブ翻訳機能。
39,800円という価格に見合った、いや、それ以上の価値を提供してくれます。
Nothing Ear (2024)は「挑戦的なコスパと個性」で勝負する製品です。
大胆な透明デザイン、ハイレゾ対応、パーソナルサウンドプロファイルによる音質の劇的変化。
バッテリーの長期耐久性には気がかりな面もありますが、「使い倒す」つもりで手にすれば、価格以上の満足感が待っています。
個人的な結論として——
- メイン機として長く使うなら:AirPods Pro 3
- サブ機、または1~2年で乗り換える前提なら:Nothing Ear
- 予算が厳しいけど良いものがほしいなら:AirPods Pro 3を初売り・ポイント還元施策で狙うのもアリ
- Androidユーザーでハイレゾを楽しみたいなら:Nothing Ear一択
約17,000円の価格差をどう考えるか。それは、あなたが何を優先するか、どのように使うかによって変わります。
ただ一つ確実に言えるのは、どちらを選んでも、その製品ならではの良さがあるということです。
この記事が、あなたの選択の一助となれば幸いです。
【AirPods Pro 3 単体レビューはこちら 】


【AirPods Pro 3と一緒に買ってよかったアクセサリー3選】


【Nothing Ear (2024) 単体レビューはこちら 】


限られた時間の中で 質の高い選択をしたいあなたへ。
迷いをなくすお手伝いができれば幸いです。
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コメント一覧 (1件)
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