「AirPods Pro 3でいいじゃないか」
——これが1ヶ月使い倒した率直な感想です。
今までいろいろワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、安物買いの銭失いを悔いました。
「早くこれを買えばよかった」というのが本音です。
AirPods Pro 3の3行まとめ
- ノイキャン性能が業界最高峰。カフェでも電車でも「静寂」が手に入る
- 音質はフラットで聴き疲れしない。設定次第で低音の迫力も出せる
- 外音取り込み・ライブ翻訳など、イヤホンの枠を超えた多機能ぶり
ただし、定価39,800円(税込・Apple公式価格)となかなか張ります。
それを踏まえた上でも、iPhoneユーザーなら特に悩むことなく買えばいいと言える逸品です。
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- AirPods Pro 3のノイキャン・音質・外音取り込みは実際どうなのか
- 定価39,800円に見合う価値があるのか
- 音圧が物足りないときの「裏ワザ」的設定方法
- ライブ翻訳機能の実用度
- Appleエコシステムでの連携がどれほど快適か
- どんな人に向いていて、どんな人には向かないのか
ホノブ【この記事を書いた人】
ホノブ|30代・2児の父。ワイヤレスイヤホンを複数機種使い比べてきたガジェット好き。「正確さ」と「少しのユーモア」をモットーに、忙しい方でも判断できるレビューをお届けします。
製品仕様:AirPods Pro 3の基本スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ノイズキャンセリング | 第2世代比で最大2倍、初代比で最大4倍 |
| バッテリー | ANC有効時 最大8時間/ケース併用 最大24時間 |
| 防塵・防水 | IP57(イヤホン・ケース両方) |
| イヤーチップ | 5サイズ(XXS〜L) |
| 充電端子 | USB-C(ワイヤレス充電対応) |
| ライブ翻訳 | iOS 26以降で使用可能 |
| その他 | 心拍センサー、空間オーディオ、適応型オーディオ、会話感知、ヒアリング補助 |
※スペックはApple公式サイトより。
ノイズキャンセリング:掛け値なしの「業界最高峰」
AirPods Pro 3の最大の進化点は、間違いなくアクティブノイズキャンセリング性能です。
Appleが「世界最高のインイヤーアクティブノイズキャンセリング」と謳う性能は、実際の使用において期待を裏切りません。
カフェでの作業時、周囲の話し声や食器の音がほぼ完全に消え去ります。
電車やバスでも、低周波から中高音域まで幅広くノイズを打ち消してくれます。
AirPods Pro 3を付けた瞬間、ほぼ静寂と呼べるレベルの静けさに没入できるのです。
特筆すべきは、ノイズキャンセリング時の圧迫感が非常に少ない点。
ノイキャンを使うと耳が詰まったような不快感を抱くことがありますが、AirPods Pro 3ではその圧迫感が巧みに抑えられており、長時間使用しても気になりません。
これは、自宅でこのような記事を執筆する際の集中力向上に大きく寄与しています。
AirPods Pro 3を装着したほうが、明らかに自分の世界に入り込むことができるのです。


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外音取り込み:「着けていないとき」より聴こえる恐怖
外音取り込み機能の完成度も恐ろしいくらいで、着用していることを忘れるほどです。
着用していないときより、むしろ着用しているときの方が周囲の音を聴き取りやすいと感じるのです。
FDA(アメリカ食品医薬品局)認可のヒアリング補助機能を備えているだけあり、声の抑揚やニュアンスまで素直にきちんと聴こえてきます。
駅のアナウンス、カフェでの店員さんとのやり取り、オフィスでの同僚との会話など、あらゆる場面で自然なコミュニケーションが可能です。
さらに、会話感知機能により、近くの人と話しているときに自動的に音量を下げ、外音取り込みに切り替わる適応型オーディオ機能もあります。
イヤホンを外す必要すらありません。



育児中の身としては、子どもの声がちゃんと聞こえるかどうかは死活問題。赤ちゃんが夜ほとんど寝ない時、夜勤しながら外音取り込みで使いましたが、ちゃんと泣き声に気づいてお世話できました。
音質:フラットで聴き疲れしない「大人の音」
「Apple=音質が悪い」という評価は、完全に過去のものとなった、と言い切ってよいでしょう。
AirPods Pro 3の音質は、とにかくフラットで原音忠実性を重視した設計。
アーティストが生み出した音楽をそのまま楽しみたい人にとっては、大変好ましい音です。
試聴環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用デバイス | iPhone 16 Pro |
| 再生アプリ | Apple Music |
| コーデック | AAC |
| 試聴曲 | サカナクション「怪獣」、米津玄師「IRIS OUT」、星野源「不思議」 |
聴いてみた感想
低音は膨らみすぎず、高音は刺さらず、ボーカルは明瞭。
まさに「スタジオクオリティ」と呼ぶにふさわしい音質で、個々の楽器の分離感がとても良いです。
派手さはありませんが、長時間聴いても疲れない、モニター的な音質です。
ただし、音圧の点ではやや物足りなく、迫力に欠けると感じることがあります。
特にEDMやロックなど、低音の圧力やダイナミクスを楽しむジャンルでは、やや大人しい印象を受けるかもしれません。
※この弱点への対処法は、後述の「音圧の物足りなさを解消する裏ワザ設定」で解説しています。
また、パーソナライズされた空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングにより、映画やライブ映像では圧倒的な臨場感が得られます。
実際に、Apple TVで配信されている映画「F1/エフワン」を視聴してみましたが、明らかにテレビ単体の音で聴くよりも迫力が大きく、視聴体験を大きく向上させるものと感じました。
装着感:軽くて落ちない、5サイズのイヤーチップ
付属のイヤーチップは全部で5サイズ(XXS・XS・S・M・L)。
付け心地は軽く、耳穴を圧迫するような感覚はありません。
かと言って簡単に外れるわけでもなく、ランニング程度の振動で外れる心配はないでしょう。




イヤーチップ交換の際は、えいやっと勢いで抜いてしまうのがコツでしょうか。
Apple公式のYouTubeチャンネルにて交換方法が紹介されていますので、こちらを一度ご覧いただくとわかりやすいかと思います。
ライブ翻訳:ほんやくコンニャク、ここまで来たか
Apple Intelligenceを活用したライブ翻訳機能は、iOS 26以降で利用可能です。


実際に「イギリス英語⇔日本語」「フランス語⇔日本語」で試す機会に恵まれました。
周囲がある程度静かで相手の声をきちんと受け取れる距離なら、8割くらいは互いの言いたいことが伝わる印象でした。
若干のタイムラグはありますが、会話のテンポを大きく崩すほどではありません。
日常会話レベルであれば十分に実用的で、窓口での列車の予約やレストランでのオーダーなど、基本的なコミュニケーションには困らなさそうです。
両者がAirPods Pro 3を装着していれば、それぞれの母国語で自然に会話できる——まさに未来を感じさせる機能です。



函館にも海外からの観光客が増えています。道を聞かれたときにサッと対応できたら、ちょっとカッコいいですよね(笑)
いつか海外旅行でも使ってみたいです。
操作性:さすがApple、調べなくても使える
地味なところですが、ステム部分を上下にスワイプすることで音量調節できるあたりに、私は特に”Apple”を感じました(笑)
他社のワイヤレスイヤホンは、曲送りやノイキャンのオンオフ操作などを「◯回タップ」とか「◯回タップで長押し」などを組み合わせていますが、正直とても覚えにくい。
しかしそこは直感的に操作させるのがうまいApple。
タッチコントロールもわかりやすく、特に調べずとも使えます。
| 操作 | 方法 |
|---|---|
| 再生/一時停止 | ステムを1回押す |
| 曲送り/曲戻し | ステムを2回/3回押す |
| ノイキャン切替 | ステムを長押し |
| 音量調節 | ステムを上下にスワイプ |
Appleエコシステムとの連携:これが「戻れなくなる」理由
ここまで音質やノイズキャンセリングなどの話をしてきましたが、正直に言うと、日常的に一番恩恵を感じているのはこの「デバイス間のシームレスな切り替え」です。


現在、ブログの執筆やサイト構築のために書斎で長時間作業をしているのですが、私の作業環境はこんな感じです。
| デバイス | 用途 |
|---|---|
| MacBook Air (M2) | ブログ執筆&サイト構築 |
| iPhone | 調べ物、メール閲覧、たまにInstagramやXによそ見 |
| iPad Air (M1) | U-NEXTでBGM的に動画を垂れ流し |
この環境の中で、「Appleデバイスのどれかが音を出したら、瞬時にAirPods Pro 3がそちらに繋がる」のです。
MacBookで作業中にiPhoneに着信が入ればそのまま応答でき、iPadで流していた動画の音声もシームレスに耳に届く。
日付が切り替わるまでやらないと怒ってくるDu◯lingoさんのこともちゃんと構ってやれます。
そんな時、いちいちBluetooth設定を開いて接続先を切り替える、なんて作業は一切不要です。
この快適さを知ってしまうと、他社のワイヤレスイヤホンはもちろん、ひとつのデバイスにしか繋げられない有線イヤホンにすら戻れなくなります。
スペック表には載りにくい部分ですが、Apple製品を複数使っている方にとっては、むしろこれが最大の購入理由になり得る——とすら思っています。



ちなみに「よそ見」と書きましたが、InstagramやXを眺めるのも立派な情報収集です……たぶん。
その他の注目機能
心拍センサー
Apple Watchを持っていない人にとって、ワークアウト中の心拍を手軽に測れるのは価値があります。
自宅のエアロバイクで走る時、iPad Airで動画を見ながらAirPods Pro 3を使っていて、自然と健康管理できています。
ヒアリング関連機能
ヒアリングチェック(約5分で聴覚の状態を確認)、ヒアリング補助機能(軽度〜中等度の難聴向け)、大きな音の低減など、聴覚健康を支えるツールとしての役割も果たしています。
デザイン・充電
ケースのマグネット開閉は滑らかで、IP57の高い防塵防水性能はケースにも適用。5分間の充電で約1時間の再生が可能な急速充電にも対応しており、突然の外出時にも便利です。もちろん、ワイヤレス充電にも対応しています。


音圧の物足りなさを解消する「裏ワザ」設定
AirPods Pro 3は聴き疲れないフラットな音質が大変好ましいわけですが、そのままの設定ではいささか音圧が物足りなく、特に低音の迫力について「今一つだな」と感じることがあります。
公式にはイコライザー機能がないため諦めがちですが、実は「アクセシビリティ」設定の中で音質を変化させることができます。
設定手順
これだけで、埋もれがちな低音に迫力が生まれ、高音部分も若干強調され、全体としてメリハリのある音になります。
それでも高音部が刺さるようなこともないので、音圧に物足りなさを感じる方にはぜひ試していただきたい設定です。




おまけ:AirPodsならではの遊び
Amazonでつい買ってしまった、AirPods Pro 3用のケースです。


ゲームのコントローラーを模した十字キーの部分がロックになっていて、下ボタンを押さないとケースが開かない仕組み。パッと見ではAirPods Pro 3だとはわからないので、盗難防止にもいいかなと思い 散財 購入してしまった次第です。


ケースやイヤーチップ、ワイヤレス充電器など、AirPods Pro 3と一緒に使いたいアクセサリーについては、別の記事で詳しくまとめています。


総合評価:こんな人におすすめ/向かない人
AirPods Pro 3はこんな人におすすめ
- 静寂の中で集中して作業したい人——ノイキャン性能は文句なし
- 音楽を高品質かつ長時間楽しみたい人——聴き疲れしないフラットな音質
- Apple製品を日常的に使っている人——デバイス間の自動切り替え、Siri連携、iCloud同期がシームレス
- 最新テクノロジーを体験したい人——ライブ翻訳、心拍センサーなど「イヤホンの枠」を超えた機能群
逆に、こんな人には向かないかも
- 重低音ゴリゴリの音が好きな人——フラット寄りの音質は合わない可能性あり(ただし設定で改善可能)
- Android端末がメインの人——Apple製品との連携が真価を発揮する設計のため、恩恵が限定的
- 予算を抑えたい人——定価39,800円はワイヤレスイヤホンとしては高価格帯
まとめ:39,800円の価値はある
AirPods Pro 3は、その価格に見合った、いや、それ以上の価値を提供してくれる製品です。
業界最高峰のノイキャン、自然な外音取り込み、フラットな音質、軽い装着感、ライブ翻訳、直感的な操作。
これらが洗練されたデザインと高い品質で統合されています。
特にiPhoneやMacなどのAppleデバイスを使っている方にとっては、シームレスな連携によりさらなる価値が生まれます。
限られた時間の中で 質の高い選択をしたいあなたへ。
迷いをなくすお手伝いができれば幸いです。
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※当記事で紹介している商品リンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。自分で購入して使ったものを正直にレビューしていますので、参考にしていただければ幸いです。リンク経由で購入いただいた場合、紹介料をいただく仕組みですが、価格が変わることはありません。









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